こんにちは。 クラフトハウス株式会社 代表の小泉雅裕です。これからこのブログでは、家づくりのこと、地域のこと、会社のこと、そして私自身のことも含めて、少しずつ言葉にしていけたらと思っています。
初回となる今回は、「クラフトハウスはどんな会社なのか」「どんな想いで家づくりをしているのか」についてお話させてください。
■ 家づくりを始めた理由
私はもともと大工として現場で働いてきました。 図面を読み、それをカタチにしていく仕事。 お客様の夢を形にする責任感と、仕上がったときの達成感! 現場こそが、私の原点です。
26歳で独立し、2011年に法人化。「住宅工房コイズミ」としてスタートし、大工の腕を武器に少しずつ仕事を広げていきました。 設計事務所やこだわりの住宅を手がける工務店の現場にも多く関わらせていただき、 その中で、シンプルだけどディテールに非常にこだわる家づくりの難しさと奥深さを学びました。
「どうすれば、腕の良い大工を育てられるか」 「どうすれば、本当に質の高い家を届けられるか」 そんなことを考えながら、現場で技術を磨いてきたのです。
■ クラフトハウスとしての家づくりが始まった
10年前、クラフトハウスという名前で、設計から施工まで一貫して行う家づくりを始めました。 きっかけは、「もっとお客様にとって、本当の意味で価値のある住まいを届けたい」という想いからです。 量ではなく”想い”を大切にする会社でありたい。それが私たちクラフトハウスの原点です。
■ 一棟一棟に向き合う、設計からの家づくり
私たちの家づくりは、いわゆる大量生産とは真逆のスタイルです。建築家とタッグを組み、一棟一棟、そのご家族の暮らしに合わせてプランをつくっていきます。間取り、性能、素材、パッシブ、ファサード、ディテール 細かな打ち合わせを重ね、妥協なく、そのご家族にぴったりの家を一緒につくり上げる。
言ってしまえば”面倒なやり方”かもしれません。でも、私たちはそのプロセスを楽しめるチームです。家は作品ではありません。 あくまでも「暮らしの器」。住まう人が主役であり、その人たちの生活が自然と馴染んでいくような家こそ、私たちが目指すものです。
最近では「高性能住宅」という言葉をよく耳にします。 断熱性能、気密性、耐震性能…。どれもカタログや数値で比較される時代になってきました。でも、私はあえて言いたいんです。「その性能、本当に現場で発揮されてますか?」と。
図面上や仕様書でいくら良い数値が書いてあっても、 実際の施工精度が伴っていなければ、その性能は”絵に描いた餅”です。 私は大工としてずっと現場に立ってきました。だからこそ、「設計図に書いてある性能を、ちゃんと現場でカタチにできるかどうか」そこが最も大事だと感じています。
壁の断熱材を断熱欠損のないように、すき間なく入れる。 サッシの取り付けを数ミリ単位で調整する。気密処理の一つひとつを丁寧に行う。その積み重ねが、「性能として実際に体感できる家」につながるのです。
クラフトハウスでは、図面の段階から現場を知るスタッフが関わり、 細かい納まりまで見逃さずに施工を行っています。 “数値通りの性能”をしっかり実現できるのは、施工力に自信があるからです。
クラフトハウスの家は、一見して派手なデザインではないかもしれません。
でも、よく見ると細かい納まりにこだわり、 年月が経つほどに「この家、いいな」と思っていただけるような設計・施工を心がけています。
私たちにとってのゴールは、「この家にしてよかった」と言ってもらえること。 住んでから、その良さがじわじわと伝わる そんな家を目指しています。
クラフトハウスの仕事の大半は、静岡市内のお客様です。 YouTubeでルームツアーなども行っていますが、実際には ・土地探しから始まるご相談 ・設計の途中で「ちょっと不安…」という方のご相談 など、さまざまな段階からお手伝いさせていただいています。
地元だからこそ、顔が見える関係でありたい。お引き渡し後も「何かあったらすぐ相談できる」 そんな距離感でいたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 これから月に数回、このブログを通じて、 家づくりの考え方や、私たちの取り組み、地元・静岡のことなどを綴っていけたらと思っています。
「クラフトハウスって気になるな」 そんなふうに思っていただけるきっかけになれば、嬉しいです。
次回も、どうぞよろしくお願いします。
当社が手がけた建築実例から、旦那さんが心からくつろげる理想の住まいをご紹介します。愛され夫のために考え抜かれた間取りやデザイン、快適な暮らしを実現する工夫が詰まった住まいをぜひご覧ください。当社ならではのこだわりと実績を活かした住まいづくりの魅力をお届けします。
やわらかな自然光と優しい陰影を生み出す照明が、心地よい暮らしをそっと包み込む。開放感とプライバシーのバランスを大切にしたLDKは、家族が自然と集まり、くつろげる空間に。 高気密・高断熱の性能が、一年中快適で穏やかな空気を保ちます。さらに、家族の成長やライフスタイルに合わせて変えられる間取りで、ずっと心地よく暮らせる住まいに。建築家・遠藤氏のこだわりが詰まった、高性能でデザイン性にも優れた住まい。