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_03. 耐震性能-地震に強い構造

家が果たす役割は、自然災害から家族を守ること

家は、家族の安全と命を守る存在でなければいけません。

日本という風土の中で家が果たす役割は、自然災害から家族を守ること。地震大国と呼ばれる我が国で、どのような技術であれば家族の安全が守られるのか?また、安全で頑丈な造りであれば何を使用しても良いという訳にもいきません。家族の健康を支えながら、安心して安全に住める家づくりをすることが大切です。家を建てるとなるとやはりデザインや間取りに興味が行ってしまいますが、建物の耐震性能、建物を支える基礎と地盤についても注意しましょう。

構造専門の建築士とパネル工法で地震に強い家

近年は耐震性を気にするお客様も増えており、ご相談を受けるケースも珍しくありません。CRAFTHAUSでは、アトリエ建築家が耐震性について万全の注意を払って設計するのはもちろん、これとは別に構造専門の設計士がすべての建造物の耐震性能を厳しくチェックしています。その項目は建物への加重、風圧力、地震力、接合部の確認、基礎の設計、偏心率など多岐にわたり、すべての数値が基準を満たすことを義務付けています。

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CRAFTHAUSの採用するR+houseオリジナルの「R+パネル」は、面全体で外力を受け止めて力を分散するため、耐力壁の強さを示す数値「壁倍率」は実に2.5倍にも達します。これにより、地震への強さを示す耐震等級は、長期優良住宅の基準を超える耐震等級3を標準としています。

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地震に強い地盤改良工法を標準採用

大規模な地震が発生すると、図のように地層の境目に沿って「せん断力」がかかります。鋼管やセメントの柱を地中に埋めて家を支える従来の方法は、この「せん断力」に弱いとされています。

CRAFTHAUSが地盤改良で採用する「HySPEED工法」では、セメントなどの固結材を使わず、地面にあなを掘り、砕石を詰め込んで石柱をつくります。この工法で形成した砕石杭は、せん断に対して追随するため杭そのものが破損することはありません。また、地盤を締め固めて強化するため、地震の揺れによる共振をやわらげる効果もあります。

平成7(1995)年の阪神・淡路大震災でも、砕石を使って地盤改良した場所では大きな被害は出ませんでした。天然砕石のみを使用するため地盤を汚染せず、有害物質が発生する心配もありません。環境保護の観点でも注目されている地盤改良工法です。

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木造建物制振ダンパーが建物の揺れにブレーキ

CRAFTHAUSが採用する「木造建物制振装置DYNACONTI(ダイナコンティ)」はオイルのねばりを利用して、地震による揺れをゆっくりにする、また建物の傾きを軽減する油圧式の木造建物用制振ダンパーです。

壁や柱、筋交いなどで建物自体を固くして変形しないようにする耐震対策に加え、揺れを吸収して負担を減らす、制振ダンパー「ダイナコンティ」の制振対策、その2つが合わさると、もっと地震に強い建物になります。また「耐震」は地震で揺れるたびにダメージが蓄積され、力が弱くなるのに対し、「ダイナコンティ」は何回地震が起こっても効果は下がらないため「耐震」をサポートしますので、耐震と制振のダブルパワーで大切な建物を守ります。

「地震!揺れた」の瞬間から、ダイナコンティはすぐに機能し揺れを緩やかにする動きを始めます。建物が揺れる方向と反対に動き、揺れにブレーキをかけ、早い揺れをゆっくりに、大きい揺れを小さくして建物を守ります。建物に伝わる地震のエネルギーが約20~40%軽減され、建物の中にいる人の怖い気持ちを和らげます。震度5の場合、震度3程度の地震くらい※にしか感じられません。(※実際に体験されたお客様の感想)。

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